デザインマガジン🎈Balloon vol.34 2024年、よく読まれたデザインメールマガジン5選〜「ほしいものが、ほしいわ。」と「無印良品のブランディング」etc〜

vol.34 2024年、よく読まれたデザインメールマガジン5選〜「ほしいものが、ほしいわ。」と「無印良品のブランディング」etc〜
Balloon Inc. 2024.12.16
誰でも

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今回は、2024年に配信したデザインマガジンの中でも特に読まれたメールマガジンを5つご紹介します。

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🎈最も読まれたメールマガジン🎈「ほしいものが、ほしいわ。」と「無印良品のブランディング」

平成生まれでもなぜだか知っている「ほしいものが、ほしいわ。」というコピー。宮沢りえさんが写っているポスターのものだそう。

糸井 重里
@itoi_shigesato
それからも、ずっと「ほしいものが、ほしいわ。」の時代が続いてますよね。このポスターの女の子は、宮沢りえちゃんです。
田中泰延 @hironobutnk
「#新聞広告クリッピング」 例えば昨夜の回では西武百貨店・1988年の広告について解説しています。 「バブル期の欲望を表現」と思われがちですが、コピーを書いた糸井重里はむしろ「物欲の終焉」の時代を先取りしています。 『ほしいものが、ほしいわ。』は「いらないものはいらない」だからです。 https://t.co/ySfToniwpf https://t.co/TmiZYaopey
2020/09/17 12:05
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バブルに思いを馳せる手がかりとして『ポスト消費社会のゆくえ』を読みながら、「ほしいものが、ほしいわ。」のコピーを思い出して書きました。

『ポスト消費社会のゆくえ』は上野千鶴子氏が元セゾングループ総帥・辻井喬(堤清二)氏へのインタビューを通して、ポスト消費社会をどのように再構築していくかの手がかりを探ったものです。

セゾングループといえば、堤清二氏とともに無印良品を立ち上げたデザイナー、田中一光氏の名前は欠かせません。1980年に始まった無印良品は「無印」という立場に「良品」という価値観をつけて誕生した概念です。その発案者のひとりであり、20年余に渡りアートディレクターとして無印良品の思想を表現した田中一光氏から無印良品のブランディングを紐解きます。

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🎈「運動と睡眠を追跡する話」と「cmfのスマートウォッチ」

スマートウォッチで「運動」と「睡眠」を計測する一方で、幼稚園児よろしくアナログなやり方で卓上カレンダーに「運動をした日だけ貼れるシール」を貼っています。運動のモチベーションとなっているのは明らかに後者。不思議なものです。結局のところ、計測するためのテクノロジーが進化したとて、人間のお気持ちとの兼ね合いというものが大事なのかも。とは言いながら、当該のスマートウォッチは2024年の買ってよかったものにランクインしています。

ロンドンに拠点を置くデジタル機器メーカーNothing Technologyのサブブランドcmfのスマートウォッチ。プロダクト・UI・パッケージデザインの観点から考察しています。

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🎈2024年パリオリンピック競技場のデザインとカラーパレットの話

通常は「デザイン以外の話とデザインの話」を配信していますが、不定期に「デザインに関する1つのテーマ」に関するメールマガジンを配信しています。こちらのメールマガジンは配信時期が夏、つまりはパリオリンピック開催期間中だったこともあり、パリオリンピック競技場のデザインとカラーパレットについてお話しています。競技場のカラーはレンガ色のトラックの印象が強いですが、彩度明度の高いブルーの色味は新鮮さがありましたね。その結果、全体を通して青みが強調される大会になっていました。

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🎈「2024年パリオリンピックの開会式のデザイン」と「Graphis Design 2025 Silver Award受賞」

こちらもパリオリンピックに関するもの。開会式はオリンピック夏季競技大会史上初めてスタジアムの外で行われ、セーヌ川を船に乗って入場する選手達の姿は非常に印象的でした。開会式の映像を思い出しながらお読みください。また、このメールマガジンを配信した時期に、BalloonがGraphis Design 2025 Silver Awardを受賞しました🎉🎉🎉

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🎈「スポーツをするための身体とは何か」と「2024年パリオリンピックのクリエイティブ」

パリオリンピックも相まってなんだかスポーツに関する話題が多く感じるデザインマガジン。ミシェル・フーコーの前にミシェル・ヨーを入れるという誰にウケるのかわからないギャグ(?)を挟んでいるところにご注目いただきたいです。統計の言うとおりに身体を作り上げることは、「スポーツの面白さの追求」ではなく「データへの従属」ではないか?この答えが出るのはもうすぐかもしれません。

パリオリンピック公式アカウントで用いられるデザインやSNSのクリエイティブに注目。大会エンブレム、ビジュアルコンセプト、SNSでのクリエイティブ、ユニフォーム、公式ポスターに採用されたイラストレーションからパリオリンピックのクリエイティブを紐解きます。時期によってSNSのクリエイティブがちょっとずつ変化しているようなのですが、(この規模感のデザインで)トーンやマナーが大きくずれていないのは驚きです。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました!デザインマガジン🎈Balloonは毎月2回配信予定です。本メールマガジンの感想や質問などをSNSに投稿していただけると嬉しいです。次回配信もお楽しみに!

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